頑固社会人がブログ始めてみた

子育てパパが等身大で日々の出来事や感じたことについて書きます

窓際ハラスメントと沈みゆく船

気が付けば入社してから2年が経過した。

入社後から半年間は研修だったため,配属されてからは1年半である。

 

1年半経った今,色々と悩むことがある。

  1. 1年半で技術的にできることが何も増えていない
  2. 研究状況が配属時から進展していない
  3. 僕が入った時に3年目だった先輩は活躍していた
  4. 東大の後輩が半年後にできる

 

他人は他人,自分は自分。

別になにも感じることはないと思うかもしれない。

 

もちろんその言葉も正しいとは思うが,これはある前提の下で成り立つ。

「仕事としてやることが明確である」ということだ。

 

悩み4つに対して前述の前提が根拠となる理由は以下である。

1に対して:仕事内容が明確である場合,できることとできないことが明確化するから。できないことをできるようにするという努力はできるだろう。

 

2に対して: 仕事内容が明確である場合,研究状況の進展を判断することができる。仕事内容が決まっていなければ当然進退は判別不可能である。

 

3に対して:仕事内容が明確な場合,作業をこなすことができる。僕の場合プロジェクト自体がない。先輩はしっかりとプロジェクトの歯車として働いている。

 

4に対して: やることが明確化されていれば,後輩にやることを指示することも可能だろう。

 

長々と書いたが,要するに明確な仕事が欲しいということである。

仕事の明確化のために1年半仕事探しを頑張ってきた。

 

ただ,この一年,課長は事あるごとに言っていた。

「俺,この分野わからないからこの沈みゆく船で頑張ってくれ」と。

 

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「沈みゆく船」とは???

 

なんて言えばいいんだろう。

世間的なハラスメントとは少し異なるかもしれない。

職務放棄による窓際ハラスメントとでも言おうか。

 

 

 

コロナ禍で様々な方が失業に追い込まれていることを踏まえると,

僕の悩みなんてものは贅沢な悩みだろう。

 

だから,多くは望まない。ただ,一個だけ叶えてほしいことがある。

なんとか…なんとか課長だけを沈ませてください!!!

 

会社=友達紹介エージェント。

仕事なんかくそくらえだ~~~!!

ということで,久しぶりにプライベートな話を。

 

 唐突だが,今日友人Aが東京へ旅立った。

その友人とは会社で出会い,いつも遊んでいたコミュニティの4人のうちの1人である。

理由は会社関連であるが,要するに異動/栄転である。

 

正直言って,まだ実感は湧いていない。そのためか,あまり悲しくはない。

だが,同じ時間を刻んだ2年間を思い返すと,密度はかなり濃かった気がする。

 

初めてAと出会ったのは会社の研修にて。

研修特有の「場の調和」に気を遣いながら3日間の研修を乗り越えたときは,

Aとガッツリ仲良くなるとは思っていなかった。

 

研修後は会社で見かけてもお互いあまり声をかけない状態があったが,

会社の寮で行われたバーベキューで久しぶりに話した。

やはり,飲みニケーションは偉大だ。

 

他のB,Cは入社前の寮で知り合ったやつらである。

Bは入社前の飲みで知り合ったオタッキーな友人。

Cは入寮日に知り合い,初対面で健康診断前日に酒を勧めてくる頭のおかしい友人。

 

バーベキュー後に部屋でAとCと遊んだことでAとCも顔見知りになった。

AとBはどこで会ったのだろうか。あまり覚えていないが,

たぶん,AとCと遊んだ時にBも初めて顔合わせをしたと思う。

そんなこんなで4人が何となくお互いに知り合っていった。

 

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コミュニティ形成の過程

今でも思うが,なぜこの4人が合うかがよくわからない。

それくらい,みんな価値観も違えば共通の趣味もない気がする。

 

実際,僕が寮を出る前はかなりの頻度で僕の部屋で遊んでいたが,

僕の部屋に集まってみんな各々の活動をしていた。

僕の部屋は6畳の公園と化していた。

 

1個言えるのはAがいなければ残り3人で旅行に行くことはほとんどなかっただろう。

崖の写真だったり,綺麗な砂浜だったり,なかなか自分からは行こうとは思わない所へAが連れ出してくれた気がする。

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昨年度はcovid-19の影響もあってなかなか旅行には行けなかったが,

一昨年はわりと毎週夏休みのように楽しかった記憶がある。

 

勤務地がだいぶ遠くなるので,当然会う頻度も減ってしまうとは思う。

でも,何か機会がある毎にまた旅行でも遊びでも飲みでも何でもよいので集まりたい。

何より,Aには東京でしっかりとオツトメを頑張っていただきたい。

 

入社前は,まさかこんなに会社関連のコミュニティでプライベートが充実するなんて思っていなかった。

そう考えると・・・たまには会社もいいことするやん??

エージェントとして。

 

真似ジメント課長への復讐 ~マネジメントの真似事~

皆さんは会社でイライラすることがあるだろうか。

恐らくあるだろう。そもそも会社なんてイラつくことだらけだろう。

 

イライラの原因は色々とあると思う。

業務量の多さ,人付き合い,業務内容,残業調整,ハラスメント etc.

僕のイライラの原因は,業務内容と課長の相乗効果である。

 

僕は会社で研究をしている。

しかし,具体的な研究内容はまだ決まっておらず,みんなが喜ぶような今までになかった革新的な物をつくるために先輩とテーマを探している。

 

「みんなが喜ぶような今までになかった革新的な物」って何だよ?と思うかもしれない。

僕も課長からその言葉を聞いたときは「何だそれ??」と思った。

 

挙句,課長から何か具体的なアイデアは聞いたことがない。

週に一度報告を書くが,読まれた試しがない。

その割に報告書の体裁を指定するといったマネジメントの真似事,

すなわち真似ジメントをしてくる。

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課長の崇高なる真似ジメント

そんな破滅的な課長の真似ジメントの下でほぼ丸一年迷走し続けた。

 

しかしそんな中,テーマの手がかりを見つけた絞り出した僕と先輩。

これ以上はもう見つけられんし時間もない・・・そんな中でも課長は言う。

「本当にそれがターゲットとして正しいかな~。ほかにもある気がするけど」

イデアも出さずに文句だけ言ってくる有様。大したご意見ですね。

 

我慢し続けて心を病んだ時期もあったが,それも昔の話。

1カ月前に,「あ,もういいや」自分の中で何か吹っ切れた。

これまでは我慢していたが,したたかに復讐することを決めた。

 

まずは部長へこれまで課長が真似ジメントをしていることを密告し,

状況がつらいので課長の下で今後働く気は起きないということも表明した。

ダメ押しにメンタルヘルスに通うと言って,しっかりと部長に意見を伝えた。

そして別件で人事から送られてきた課長の調査アンケートにはしっかりと,

「ミスをしたときに課長が上役から守ってくれる」という項目と,

「課長のために努力を惜しまない」という項目についても「全く思わない」を選択。

一年前にも同様の調査があったのだが,一年で何があったか不思議に思うくらいの変貌ぶりを見せた。ただ,人事に何も期待はしていない。人事も暇じゃないだろう。

今後も面談時などのときに課長の評判を落とすありのまま素行を伝えよう。

 

今日もミーティングの中で,社外への調査をしようということに。

社外へは当然上の人間がコンタクトをするべきだろう。

そんな中課長が言ったのは,

「え,俺が連絡した方がいいの?」

・・・お前は何のためにいるのだ??

そして続ける

「俺がやった方がいいならやるけど,君がやってくれてもいいんだよ??」

なぜか二年目の僕に話がフラれる。

 

嫌そうな顔をせず,笑いしながら「え,嘘でしょ?僕がですか?まぁ,いいっすよ」

そうして僕が社外(お偉いさん)宛てへメールに書く。

「(省) 弊社では〇〇というアプリケーションに興味があり・・・」

一個人の僕が弊社の興味なんて言っていいのだろうかと思いながらも,

最終責任はどうせ課長が取らざる負えないので堂々と描いた。

僕がもし相手の立場だったら,ドペーペーから送られてきたら無視するだろう。

CCには当然,先輩と課長の名前を入れる。

 

そしてBCCにこっそり部長も含めて社外へメールを送信。

僕のメールを見た部長はいきなり知らない話のメールが来て困惑するだろう。

しかし,メール文に書いた「〇〇様,突然のメールで失礼いたします。」を見ればすぐに把握できるはずだ。

対社外(お偉いさん)に課長ではなく僕からメールを発信していることを。

部長はどう思うだろうか。

「彼(僕のこと)は社外のお偉いさんに対しても臆することなく頑張っているな」と評価されたらいいな~

決して「は?課長なんもしてねぇじゃん」なんて方向にいったら,それはそれは課長が不憫なものである。

 

 

少なくとも数年は所属を移る気はない。

だからこそ,部長には異動願いは出していない。

先輩と絞り出したテーマを投げ出したくないからだ。

それに,移ったらできなくなるじゃん。

真似ジメントに対する復讐が。。

 

明日からもしっかりついていきますね,課長さん。

印象に残りすぎた夢 ~不気味な塔~

皆さんは夢日記という言葉を知っているだろうか。

一説には,以下のことがある。

夢日記つけていると、夢で起きた出来事か現実で起きた出来事かわからなくなる

 

真相はわからないが,この前見た夢があまりに印象的だったのでメモをしていた。

 

[夢の内容]

僕は大学の研究室時代の友達と海外旅行をしていた。

場所はわからないがたぶんヨーロッパのどこかだと思う。

友達とビルの中でピザを食べた後に,どうしても屋上から写真を撮りたくて僕だけ屋上へ向かった。

 

屋上には多くの人がおり,カメラを外に向けている。

屋上から見えるタワー(東京タワーのようなもの)が綺麗に撮れるのだろう。

僕もスマホのカメラで撮ろうとした時だった。

撮ろうと思っていたタワーの隣に,タワーより高い黒い建物があったのだ。

 

なんだあれ?

よく見ると・・・スーツを着た男達で構成されたオブジェだった。

みんながしきりに写真を撮っていたのは,オブジェの方だった。

 

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人タワー

 

僕がそのとき思ったことは「え,危な!!」ただそれだけだった。

だが,周りの人たちは興奮しながら写真を撮っている。

これもインスタグラムに上げるためなのだろうか?

 

一応自撮りしておこうと思い,オブジェを背にしてインカメを準備していた時だった。

 

前方から何となく見覚えのある男女のペアがやってきた。

大学のサークル内で付き合っていた先輩と後輩だった。

 

驚いていたのもつかの間,誰かが悲鳴を上げる。

何だ?と思いながら後ろを振り返ると・・・・

スーツ男達のバランスが崩れてオブジェがこちらに向かって倒れてきていた。

 (上の絵と比べて,オブジェの建っている位置がずれているのは技術の問題である。)

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逃げようと焦った僕はその場で躓いて転んだ。

そのはずみで手に握りしめていたスマホは前へ投げ出された。

 

目の前にいた先輩と後輩は僕のスマホを拾うと,インカメになっている僕のスマホで自撮りをしていた。

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転んだ僕と倒れるオブジェとカップ

 

あまり良く覚えていないが,こんな記憶を最後に目が覚めた。

意味不明だろう。

僕も書いていてよくわからなかった。

だが,夢なんてたぶんそんなものだ。

 

なぜ大学時代の研究室の友人やサークルの先輩後輩がでてきたのか。

なぜスーツの男達がオブジェを構成していたのか。

なぜ先輩たちは僕のスマホでわざわざ自撮りをしたのか。

 

理解はできないが,普段の自分の気持ちと連動している気はする。

「大学時代に戻りたい,会社が嫌だ,インスタ映えって盛りすぎだろ」

気持ちが夢になって表れたのだろうか・・・

 

理解に苦しむが,一個だけ言いたい。

人が転んでるところをバックに自撮りするのはやめよう。

 

・・・にしても,あのスーツの男達で構成された謎の塔は何だったのだろうか・・・

 

ストレスをどこで発散しようか。

例え話をしよう。

 

大学に入って、なぜか自分だけ時間割が与えられてなくて授業も受けられない状況があったとする。

もちろん周りは普通に授業を受けている。

一見すれば非常に楽な環境だろう。

だが、待ち受けてるのが数年後の卒業試験だと考えたらどうだろうか。

 

スタンスはこうだ。

4年間なんでも好きなことしていいよ。

でも最後には4年間分の試験があるからね。

テストの内容?一般的に大学で習う授業内容だからわざわざ言わないよ。大学生がどんなことを学んでるか調べたければ自分で調べて1から学んで。

勉強するための教科書を買うなら、教材費は出すから、何を買うかも含めて考えてみて。

 

もはや一種の哲学である。

 

だが、今の職場はそんな状況だ。

配属前、課長から言われた言葉は

「次第に仕事を覚えてもらえばいいし、なんとなく出来るようになるから」

当たり障りのないことを言われてのほほんと過ごしていたのもつかの間だった。

配属前に先輩から言われた言葉を思い出す。

「うちの課長が育てる気もないし、君が担当するはずだった業務は以前同じ課にいた人が失敗したからプロジェクトはない状態だけど、とにかく腐らないで」

 

こうして、電気系出身の僕は配属後に先輩の仕事を手伝いつつ、自分の仕事を探すことを始めた。

ちなみに電気系出身の先輩はおらず、業務が与えられるどころか、どんな業務があるか自体知らない。

研究職として、今後10年後に盛り上がる題材を先輩と探し続けた。

研究をするためにはどの程度の費用がかかるか、実現年数、市場規模なんかも考える必要がある。

うちの課は、会社の負債のようなもので、投資額に見合う成果を出したことがない。

その結果、プロジェクトを立てようにも回収額が合わない。

 

無駄に会社の規模感があるせいで身動きは取りにくく、あげく会社の新事業として成り立つようなものを要求される。

技術もなく、、市場規模が見込める事業を。

 

ベンチャーと大企業の悪いとこ取りである。

おまけにプロジェクトない状況でまた新人が入るらしい。、、、どうしようかね。

やることないなら採用するな。

 

それに、課長は先輩に言ってるらしい。

「俺はもうこの分野は無理だからあきらめた」

これが管理職というものなのか。

自分の課を諦めている。

 

そろそろストレスの限界でキレそうだ。

茶目っ気おじさん ~教授であり,お茶目である~

東京では変異種が広まっているという報道もあり,コロナの脅威を益々感じる方も多いだろう。コロナの影響で最近は会議もリモートで行う場合がほとんどである。

 

僕が参加した学会も漏れなくリモートであった。

といっても,学会のイメージがつかない方もいると思うので

まずは学会の構成・進行について説明する。

 

学会というのは下のようなプログラムで構成されている。

学会のプログラムというと難しく感じるが,見方はテレビの番組表と同じである。

テレビ番組表にはフジテレビ,日テレ,テレ東などが上の欄にあり,時間によって見れる番組が決まっている。 同じように見てほしい。

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プログラム

例えば,力学に関する学会があったとすると,学会を構成する大きなセッションとして四つの力学,「熱力学,流体力学,材料力学,機械力学」に別れており,各時間に応じて発表がある。

通常の学会では発表の会場が指定されており,セッションの決まった時間に発表会場に行くことで発表を聴講できる。

 

リモート学会は会場はなく,発表者がPCのデスクトップ共有を行い研究内容を発表する。

いわゆるZoom,Teams,Skype,WebExなどといったリモート会議ツールを用いて,セッションの司会者である座長(大半が教授)がプログラムの時間に沿って,発表者(学生,企業研究者,教授)に会議ツールの制御権を与えてデスクトップ共有が行われる。

視聴者は好きなセッションのリンクに入ることで発表画面を見れるというシステムだ。

視聴者は自由にセッションを切り替えることができ,9:00~9:15は熱力学の発表,9:15~9:30は流体力学の発表を聴講するといったことが可能である。

(テレビ番組を切り替えるイメージ)

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学会の進行方法

さて,前置きが終わったところで本題に入ろう。

僕はそのとき会社で学会を聴講していた。

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プログラム開始前に席について画面を見ていたところ,座長のとある教授が登場した。

教授は恐らく配信用と配信に問題がないか確認する用にPCを2台用いていたのだろう。

時折,横を向いて配信確認用のディスプレイを見ているであろう姿が配信されていた。

 

開始時間になり教授が言う。

「そろそろ時間ですが・・・」

すると少し遅れて声が聞こえてくる。

「そろそろ時間ですが・・・」

恐らく教授の確認用の画面から聞こえた音が,配信用のマイクに入っているようだ。

 

続けて,

「どうですか。もう少し待ちますかね」

「どうですか。もう少し待ちますかね」

その時だった。

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待とうか悩んでいるときに聞こえてきた配信の自分の声を,別人と間違えたのだろう。

「もう少し待ち」に反応して,「あ,待ってほしいとのことですので」と言って1分待ち始めた。

 

当然こちらとしては教授が言った言葉は二重に聞こえてくる。

「あ,待ってほしいとのことですので」

「あ,待ってほしいとのことですので」

 

自分が話しているときに聞こえる声と,話を録音して聞く声とでは聞こえ方が違う。

視聴者側のマイクは制御不能になっており,1分待つことに。

 

~1分後~

「どうですかね,まだ待ちますかね」

「どうですかね,まだ待ちますかね」 

しゃべりながら,また聞こえてきた「まだ待ち」に反応して「”まだ”ということらしのでもう一分だけ待ちましょうか」と言って待ち始めた教授。

 

話を聞く限り嘘だと思うだろう。

だが本当なのだ。。もはや聴講者をからかっているのかと思うほどである。

教授にも絶対二重で聞こえているはずなのに,なぜ自分の声と気が付かないのか・・・

教授になる方なのでとてつもなく頭が良いはずなのだが,たぶんド天然なのだろう。

 

~1分後~

「そろそろ大丈夫ですかね?」

「そろそろ大丈夫ですかね」

 

今度は配信の自分の声で「大丈夫」と聞こえたからか,安心したように教授は言った。

「それではセッションを始めましょうか。」

やっと始まった。

発表中は特に問題も起こらず,発表者が無事発表を終え,質疑応答に移っていた。

 

学会あるあるだが,質疑応答次第で講演時間が多少長引いたり,早く終わったりする。

このときも例外ではなく,当初プログラムで予定されていた時間よりも長引いていた。

長引いた弊害は,セッションを移った時に生じる。

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遅れたことの弊害

各セッションで各座長が進めるため,セッション間に関しては発表の開始時間が多少ばらつくのだ。

 

おかげで,次に見るはずだった発表については研究背景や目的が見れないまま実験結果のみを見る羽目になった。

「あの空白の二分がなければ見れていたかも・・・」

と思いつつ,聞くはずだった研究内容よりも価値のあるものを見れた気がした。

お茶目な教授の心温まるほっこりエピソードである。

横断歩道の合戦

平日のことである。

横断歩道でと歩行者の合戦が繰り広げられることがある。

その合戦はだいたい会社に行くときに勃発する。

 

 

僕は会社に行くために,電車とバスを使っている。

そして,バス停から会社まで10分程度歩いているのだが,

横断歩道はバス停から会社までの途中にある。

 

下の図を見てほしい。

片側2車線の道路を濃い灰色の車が横断歩道を右折しようとしており,歩行者である僕が横断歩道を渡ろうとしている状況である。

 

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車が待つべきはどこか

さて,A~Dまで4つの絵が描かれている。

A~Dのどの位置に歩行者がいる場合に,車は右折待ちをするべきだろうか。

 

個人的にはA, Bあたりで右折待ちをするのは自然に思える。

だが,実際に右折待ちされるのはA, B, C, D全部である。

 

Dで右折待ちをされた場合,右折待ちの車が次々と待機し始めるために、歩行者は走らなければいけない気がしてくる。

そのため,僕は当然「先にどうぞ」と運転手に合図を送る。

ここで運転手が車を走らせれば合戦は終了しない。

 

しかしその時である,運転手が

「いえいえ,お先にどうぞ」という合図をさらに送ってきた場合に駆け引きが始まる。

 

1. 下を向いて運転手に目を合わせずにのんびり歩く。

これにはなかなか強い精神力が必要である。

2. 少し早歩きをして運転手に気を使ってるアピールをする。

会社に行く前に疲弊するというデメリットがある。

 

悩んだ結果、仕方なく早歩きしている。

なんとも言えない敗北感である。

都会で横断歩道の戦いが起きるとしたら,一早く右折したい車 VS 一早く渡りたい歩行者の戦いになるだろう。ここでは違うのだ。

両者会社に行きたくないという気持ちが強いのである。 

 

だが、そんなに時間が変わるものなのだろうか。

 

例えば,200mに1回横断歩道があるとして、3回に1回は歩行者を待つために30秒止まるとする。会社までの道を20kmとする。

 

100回横断歩道を通過し、33回待つ。

累積待ち時間の結果は15分程度。

15分程度会社に行くのを遅くするためにわざわざ右折待ちしていると考えると,必死さに感銘を受ける。

 

そうであれば、僕がやるべきは彼らを渡らせないであげることではないだろうか。

 

今度から横断歩道をゆっくりと歩きながら運転手にドヤ顔をしてあげよう。

 

まぁ,僕が運転してるときに歩行者にそんなことをされたら絶対舌打ちするが。