これは、先日友人に起きた出来事である。
全部は長いので、要点のみ書く。
①会社から地震対策用に,対外向けに内製している取り付け板を支給された
②取り付け板の説明で『お客様は取り付けず、専門の取り付け員にお任せください』と記載されていた
③何か特殊な技能が必要なのかと疑問に思い、会社の担当にメールをうつ
④メール内容「『お客様は取り付けるな』と記載されているが自分で取り付けてよいのか??」
⑤返信内容「あなたはお客様ですか?いえ、従業員ですよね。ご自身で取り付けてください」
友人はそのメールを見て不愉快な気分になったという。
「あなたはお客様ですか?」という一言は必要ないやろ!!ということである。
もちろん友人が言葉足らずな点はあるものの、「ご自身で取り付けていただいて構いません」でよくないか??と怒っていた。
そもそもこの問題が起きた原因は,「お客様」が指している対象にあると思う。
お客様とは?
文字通りにとらえれば社外の方だろう。
だが文脈的には,取り付け板のユーザーがお客様という意味だと思う。
原因はいいとして,今回の文と口語の違いについて考える。
文字で書かれた言葉は言われる言葉よりも感情が薄れて伝わる。
淡々としたコメントになるだろう。だからこそ顔文字とかもあるのだろう。
「お前客ちゃうやん。従業員やろ?」と言われれば,関西人特有の圧はあるものの特に悪意なく受け取れるだろう。
関東出身の僕としては「ご自身で取り付けていただいてかまいません」が正解だと思うが関西の場合ツッコミいれられるのはご愛敬だろう。
怒っている友人には一応
「担当の方がものすごい論理立てて『自身で取り付けて良い』という結論まで導いてくれたんじゃね?」と茶化したが,たとえ自分の立場がでもムカついていただろう。
なにより驚きなのは,普段トゲのない方からのメールであったことだ。
恐らく機嫌が悪いときだったのだろう。
だが,その返答をもらった友人も不機嫌になる。
この連鎖を止めるにはどうすればよいのだろうか。
答えは簡単だ。誰かがグッとこらえればよい。常にサンドバックになり続ければよい。
そして擦り減ればよい。すべてを請け負えばよい。
そんなことをしていたらいずれ人は狂うだろう。
結論:連鎖は止められない。