みなさんはRPGをやったことはあるだろうか。
wikipediaによると,
ロールプレイングゲーム(英: Role-playing game, 略称:RPG)とは、参加者が各自に割り当てられたキャラクター(プレイヤーキャラクター)を操作し、一般にはお互いに協力しあい、架空の状況下にて与えられる試練(冒険、難題、探索、戦闘など)を乗り越えて目的の達成を目指すゲームである[1]
ゲームの内容はものによって異なるが,僕のイメージだと以下のような流れだ。
・魔王が世界を脅かしている
・勇者が世界の平和を取り戻すために立ち上がる
・勇者は魔王の手下たちである魔物を倒す
・魔物を倒して得られた経験値やお金で勇者が強くなる
・魔王を倒すことで世界平和を手に入れる
実に美しい流れである。その世界では善悪が決まっており,魔物は悪として扱われる。
だが考えてほしい。
・なぜ魔王は初期状態の勇者に対してレベルの高い魔物を与えないのか
(初めから魔王が出向けば勇者なんてすぐに倒せる)
・なぜ魔物は勇者が使えるお金を落とすのか
(魔物がお金を生み出す原理とは)
・なぜ勇者は何度も生き返れて魔王は一度死ぬと終わりなのか
(魔王はすごく潔く死んでくれる)
・なぜ昔のゲームでは魔王を倒してもセーブデータで魔王を倒す前の状態から再開するのか
(魔王がいなくなったら勇者の存在意義はなくなる)
魔王は勇者が強くなるまでしっかりと経験を積ませてくれるのだ。
おまけに生きるためのお金まで投資してくれる。
ここまでではっきりしていることは,
勇者は魔王に生かされている。
もはや勇者が勇者足りうるための魔王と言っても過言ではないだろう。
それに対して勇者はどうだろうか?
魔王側を相容れない悪と決めつけ,「平和のため」という目標を失い「魔王を倒す」という手段の目的化に陥り,あげく魔物を乱獲する。
これではどちらが悪かはわからない。
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さて,前の話とはなんら関係ないが昨日警察にスピード違反で取り締まられた。
幅広の道で走っており,ふと後ろを見ると覆面が・・・
スピード違反,もちろん良くない。悪である。
60 km道路で80 km出して終わった・・・
(”みんなやっている。”ということは抜きにして,良くはないことだろう。)
警察は国の平和のために取り締まった。正義のため。いわゆる善なのだろう。
だが,本当にそれを目的として取り締まっているのだろうか。
おや, 勇者 警察にはどうやらノルマがあるようで・・・
”スピード違反を捕まえる。違反車を捕まえる。”
捕まえること自体が目的になっている。
おまけにたちが悪いのは,警察の場合レベルアップに相当する昇進で
現場にでなくなる。現場につく奴らはレベルが低いままである。
これが何を意味するか??
勇者じゃなくて警察は違反車を捕まえるという雑魚キャラ狩りに永久に囚われる。
レベルアップした勇者は若造勇者に役割を交代して隠居される。
すなわち,魔王までたどりつかない。・・・国に平和は訪れない。
うん。すばらしいね,警察って。
別に警察官個人を侮辱する気は全くない。
彼らはしっかりと規則に則って仕事を行っているからだ。
問題は警察の体制だろう。違反が起きないと正義の大義名分が失われる。
国の平和なんざ興味なし,自分たちの立場が大事。
自分達が解決できるような事件・違反が一番嬉しい。
まさに乱獲に走った狂人であろう。
国民のための警察なのか警察のための国民なのか・・・
さて問おう。警察は善か悪か。
誤解されそうなので言っておこう。
はっきり言って違反車は悪だ。これは事実である。
だが,警察のやり方が気にくわない。
勇者の皮をかぶった狂人たちは今日も魔物狩りを続けるのだろう。
勇者は魔物を狩ることでゴールドを奪い取る
そして僕は警察によってゴールド免許を失った。
・・・さて,保険料考えないとな