先先週、ウエスト・サイド・ストーリーという映画を見てきた。
そもそも、ウエスト・サイド・ストーリーは1957に初演されたものなので、今上映しているものはスティーブンスピルバーグがリメイクしたものと言えるだろう。
このウエスト・サイド・ストーリーのあらすじは以下のようである。
(ネタバレは最低限にして途中まで書く)
・場所は1950年代のニューヨーク
・白人系ギャングのジェッツとプエルトリコ系のギャングのシャークが対立
・ジェッツのリーダーであるリフはシャークのリーダーであるベルナルドに決闘を申し込む
・ジェッツのメンバーのトニーが、シャークのリーダーであるベルナルドの妹のマリアに恋をする
・決闘を止めようとするトニーとマリアだが、決闘が行われてしまう
・ベルナルドがリフをナイフで殺してしまったことをきっかけに事態が思わぬ方向へ、、、
見た感想としては、、、正直微妙だった、、
※ 多少のネタバレ注意
高評価な点: ミュージカル映画だけあって動きと音楽のリズムが一致している点や、複数人の動きが揃っている姿は感動する
低評価な点: 物語に救いようがない。物語自体は原作があるだろうから、表現とか脚色も程度がしれている。だが、それにしてもあまりに酷い。考えられる最悪の状況を全て集めた出來になっている。
誰も救われず、挙句シャークとジェッツの和解というわけでもない。
一応両チームが死者を弔うラストがあるものの、はっきりとは表現されていなかった。
たぶん、ウエスト・サイド・ストーリーのあらすじを知っている方や、ミュージカルを見たことがある人からすれば、ストーリーの救われなさという衝撃を防ぎつつ、表現の豊かさで高評価となるだろうが、物語の内容を知らないで見たら、はっきり言って脚本家の底意地の悪さしか感じないだろう。
人の不幸は蜜の味と思うなら満点の作品なのでぜひ見ていただきたい。
あの物語の最悪の結末を回避するには、そうだな・・・トニーがマリアと恋に落ちなければ、ただギャングの殺し合いで終わるだろうな。
うん,恋愛しなければよかったんだな。