僕はみっちゃんを保育園に送ったあと、家で昼寝をすることが多いのだが、先日不思議な夢を見た。
夢の内容は2つあるのだが、1つ目のみっちゃんの夢から話していく。
その日、みっちゃんは保育園の中間試験だった。内容は簡単でイラストの穴埋めである。
個人の試験ではなく、みんなで協力しようというもの。
そして親は授業参観の形で後ろからみんなで見ていた。ホワイトボードのイラストを見るに電車を連結させれば成功というもの。
みんながどうするのか様子を見ていると、みっちゃんが突然、
「みんな、あそこにはピカチュウを並べるんじゃなくて、ピチュウを挟み込んでピカチュウ、ピチュウ、ピカチュウの順で並べるんだ!!」
と言い始める。
ふと見ると、問題で問われている穴埋めの場所とは違う場所に、ピカチュウやポッポといった絵が描かれていた。
そしてみっちゃんは続ける。
「ピカチュウ、ピチュウ、ピカチュウの順に並べるとここのポッポは安心なんだよ。」
子ども達はみんな、その手があったか!!と言わんばかりのスタンディングオベーション。
僕は頭に?を浮かべながら、保育園の先生の様子を見ると、先生も?を浮かべている。
電車の絵をホワイトボードに貼れば良いだけなのでは?と思っていたが、子ども達は一致団結してピカチュウの間に入れ込むピチュウのイラストを探している。
そして横を見ると先生が急いでピチュウのイラストを作り始めた。
しばらくして先生からピチュウのイラストをもらった子ども達はホワイトボードに貼り付けて満足そう。
正解はどうであれ、子ども達が一致団結したので、どうやら中間試験は合格し、みっちゃんは貢献賞をもらっていた。
今思うと、保育園の中間試験ってなんなんだろうか。不思議な体験であった。
2つ目は僕が、大学生になった夢である。
とあるサークルの新歓で、先輩に中華料理屋に連れて行ってもらった。
先輩達は気さくで僕は緊張しながらも先輩と楽しく話をしていた。
僕が食べているのが酸辣湯麺。
僕の隣には先輩の一人がいて、甘酢餡掛けチャーハンが来るのを待っていた。
先輩のチャーハンが来て、後入れの餡を待っているときのことである。
他の先輩が僕に酸辣湯麺食べれてる??と聞いてきた。食べてますと言いながらレンゲでスープを掬う。
それと同時に別の先輩が僕の隣の先輩に向かって、あれ?餡まだかかってないのか??と聞いた。
僕は慌ててしまい、「あ、はい!」と言いながら僕の掬った酸辣湯麺のスープを餡のかかっていないチャーハンにかけてしまった。
場が凍りついた。
どうやら僕の隣の先輩はそれなりに高いポジションの人だったらしい。
そして、甘酢餡掛けなのに酸味をかけてしまったので言葉を失っている。
思わず、「すみません。これ僕食べます」と言って、チャーハンを先輩から取って、代わりに食べかけの酸辣湯麺を先輩に渡してしまう。
これには思わずその場にいた他の先輩が、それだけは違うと思うと笑ってその場が収まったのだが、夢とは言え変にリアルな夢を見たものだ。