仕事に向かう途中の桜並木に癒されながら春を感じている今日この頃,
心穏やかならぬことが起きている。
といっても,去年くらいから自分の中で色々と疑問がわいていた。
詳しくは言わないがいわゆる高等遊民的思考である。
・なんのために生きるのか?
・なにを目指して仕事をするのか?
・自分のやりたいこととはなんなのか
こんなことを考えていたが,それに拍車をかけるようなことが起きている。
というのも,会社でよくわからん仕事を押し付けられているのだ。
プロジェクトを立ち上げろと。
響きだけ聞くと良いのだが,よくわからないのは既存のプロジェクトBを分割してプロジェクトB"およびプロジェクトEの2つに見せかけようとしていること。
そもそもなぜこんな変なことが起きているのかというと,話は半年前に遡る。
<半年前の状況>
- 課の仕事は相変わらず少なく,既存のプロジェクトは2つ
(プロジェクトA,Bとする)
- プロジェクトAがもう少しで終わりそう
- ネタを探しを開始した(プロジェクトC)
ネタ探しについては,課の存在意義を上層部から問われ始めているので,
ネタ探しとしてのプロジェクトCを半年間実施した。
どうやら,ネタ探しを終えたあと,少し空白の期間があってから見つけたネタによるプロジェクトDを立ち上げる必要があるらしく,3カ月間仕事がなくなる作業員がでるとのこと。
そいつの仕事を確保するために,プロジェクトBを2つに分けたいとのことらしい。
2つに分けることによる効果は3つある。
- 仕事がなくなる作業員の作業時間を確保できる(主目的)
- 課の仕事量が見かけ上増える
- プロジェクトBでかかるお金が見かけ上半減する
理由には全く賛同できないが,例のごとく真似ジメント課長が相談という名の決定を行ったため,プロジェクトBの内容が減り,プロジェクトEができることになった。
ちなみに真似ジメント課長については下記参照である。
このプロジェクトEを任されたのが僕なのである。
このプロジェクトE,プロジェクトBの雑用の集まりなので研究要素はあまりない。
にも関わらず,プロジェクト内容に研究要素がないとケチをつけられる。
この時点でわりと怒りを感じていたものの,無理くり進めていた。
<現在の状況>
- 既存のプロジェクトは3つ(プロジェクトA, B", C)
- プロジェクトCの中でネタを探したが,プロジェクトDになりそうなものがなく,ネタ探しを延長が決定した
プロジェクトCが長引いた結果,そもそもの発端である
仕事がなくなる作業員の作業時間を確保できるのだ。
さて,その状況で僕は真似ジメント課長にプロジェクトBを分ける必要があるのか伺ったところ,当然のように以下を言われた。
「え,プロジェクト起こす計画だったよね??」
まぁ,その通りではあるが,敢えて聞こう。
なんのためのプロジェクトだっけ??
そして聞こう。
誰のせいでプロジェクトEを起こすことになり,
誰のせいでこのプロジェクトCが長引いているんだっけ??
なにを隠そう新ネタ探しのプロジェクトCについては課の存続をかけて課長が主導していたのだ。
すなわち,課長の課長による課長のためのプロジェクトCなのである。
そしてそのプロジェクトCに振り回されて起こさざる負えなくなったのがプロジェクトEである。
なんとかプロジェクトBのリーダーのサポートの下で
プロジェクトEを立ち上げる準備を行っているが,やはり納得がいかない。
そんなこんなで,僕はもはやなんのため立ち上げるか分からん仕事を立ち上げる。
今後も人の作業時間を確保するためだけの仕事を会社の金で作っていくのだろう。
虚構でもなんでも作ってやるよ,なんせメーカーですからね。