定期的に自分の気持ちをアウトプットして頭の中を整理したくなる。
今朝は・・・本当に仕事に向かうのが億劫だった。
原因はニュースで見た熱海の土石流である。
そう聞くと,熱海に親戚や家族がいるのかと思う人もいるかもしれない。
幸いにも僕の家族も親戚も熱海にはいない。
そもそも僕自身はあまり熱海に関係はなかった。
強いて言えば,大学のバイト仲間で卒業旅行をした程度である。
では,なぜ熱海のことで気持ちが沈んでいるのか・・・
土石流という自然の力に対して人間の無力さを痛感したからだ。
別に人間の力を過信してるわけでも,これまでの天災や災害を忘れたわけではない。
ニュースに高齢のおばあちゃんが出ていたことと,
家が悲惨なことになっていたことで,考えるスイッチが変に入ってしまった。
「人生どれだけ頑張っても,いつリセットされるかはわからない」
自分が積み上げてきたもの,貯めこんできたもの。
時の運によってすべて無情にもリセットされるのだ。
人生における諸行無常を感じてしまう・・・とても悲しいことである
え,あのニュースを見てそこに着目する??
そう思う方も多いだろう。
たぶん,多くの方は熱海のニュースを見たときに,まだ見つかってない方が見つかることを願っただろう。
その気持ち自体は僕も持っているし,被害に対してやるせない気持ちになっていることも理解している。
ただ,熱海のニュースを見たときに人生についてまで考えてしまった。
恐らく僕はまだ人間ができてないのだろう。
どうしても自分の身がかわいく思えて自分本位の考えで物事を見てしまう。
心で感じたことを抑えてTPOに適した言葉を頭で考えるのはできる。
でも,心で感じたことをどこかで吐き出しておかないと,消化しきれないのだ。
積めば積むほど脆くなる人生かな。
僕が考えていることは人生の儚さ,人間の無力感についてだが,
事が事だけに,なにより被災された方が一刻も早く立ち治れますように。
そして,未だ発見されてない方が早く発見されますように。
まずはそこを願うべきだろう。