先日,帰りにバスに乗っていたときである。
「もう一度タッチしてください」
降りようとしていたサラリーマンのICカードをうまく読み込めなかったのだろう,
読み取り機からエラーのメッセージが鳴る。
よくあることである。
特に気にせずにボーっと窓を見ていたところ,再びエラー時の電子音が鳴ってメッセージがながれる。
「ご乗車になったバス停をお知らせください。」
ほぉ,こんなアナウンスもあるのか。
乗るときにタッチしてなかったんだろうな。
そんなことを思いながら一瞬降車口に向けていた視線を窓に戻す。
二度あることは三度あるというのだろうか・・・エラー音とともに
「もう一度タッチしてください」
どんなカードの当て方をしているのだろうか。
ここまで下手なことがあるだろうか。
ピッという正常な電子音が聞こえた。
やっとか,ホッとした瞬間にメッセージが聞こえてきた。
「定期券です」
ここまできて定期券とは・・・
仕事帰りにちょっと笑えた10秒程度の出来事である。