久しぶりの投稿。先日の話である。
中高からの友達二人(A、B)が京都に来た。
Aは某車会社に勤めておりマイカーに乗ってBを連れてきたのである。
(その時点で少し悔しいが自動車会社ならそんなものなのかも?)
せっかく車があるし少し北上して鞍馬山の貴船神社に行くことに。
(青い線で囲まれている部分が京都であるが,鞍馬山は京都の真上にある)
貴船神社は和泉式部に縁があるらしく,高校時代に勉強した和泉式部日記について回顧しながら観光していた。その当時は和泉式部日記も読んだことない奴は受験する資格なんてないなどと冗談めかして言われたものである。
たぶんマイナーな日記だと思うのだが…
観光も終わりその日の夜の飲み会にてAが自慢げに写真を見せてきた。どうやら北岳を登頂したらしい。
景色がとても綺麗で、頂上の下に広がる雲と富士山の頂上しか見えていなかった。
Aはとても誇らしかったのだろう、「これすごくない??」としか言わなかった。
ふん,相手が悪かったな、、俺もB君も素直ではないのである。
なんとかしてAの思い通りにはいかせないと内心二人とも決意していた。
Bが「あれ?頂上の岩肌にあるのって植物じゃね?」と言った。そこからはもうこちらのペースである。
「ほんまや!雲が下にあるから水も少ないのになんで生きられるんだ?植物の生命力ってすごいな~、根っこからわずかな水分吸ってるんだろうな。すげぇな」
植物の生命力の話にすり替えた。
Aは苦笑いしながら、「そういやお前ら高校の頃からそういう奴らだったわ。この画像見せて景観の凄さを口にしなかったのはお前らだけだわ」と言っていた。
当然Bも俺も会社では「景観すごい綺麗ですね!雲が下にある!!」と言うだろう。
だが高校の友達と会ったら6年以来だろうと当時まで時間が遡るのである。大学の友達と会う場合もやはり大学の時のキャラクターに戻るのである。
お前らほんとうに変わらないよな~
なんて笑いながらこれをI'll be back現象と名付けた。
10年20年経っても変わらないままでいたいものである。